社内システムをAIで作るための基礎知識
生成AIを使えば、社内の仕組みを自分たちで作れる範囲は大きく広がりました。だからこそ、どこまで自分でやってよいか、AIに何を任せ、何を自分で確かめるかを判断できる必要があります。実務編は、その判断のための基礎知識をまとめる編です。
この編が扱うもの
Section titled “この編が扱うもの”- 対象は社内システムです。 社員だけが使う仕組みを扱い、顧客や取引先が触るものは扱いません。
- 経営者自身が「何が大事で、どこが危ないか」を分かっていることを最低ラインに置きます。社内に詳しい人がいることは前提にしません。
- 作り方は教えません。 実装の多くはAIに任せられます。この編で扱うのは、任せる前に決めておくことと、任せたあとに確かめることです。認証や外部公開のように、専門家に任せるべき領域もあります。
- 深さは、論点とリスクが分かるところまでです。 手順や操作には降りません。詳しくは、自分で調べるか、専門家に相談してください。
- 費用は、正確な価格ではなく桁で書きます。 社員数十人規模の社内システムを前提に、記事ごとに時点を明記します。
基本編との違い
Section titled “基本編との違い”基本編は、AIの正体と頼み方、自社の仕事への当てはめという「考え方」に徹します。実務編は、社内システムを作って動かし続けるために、費用の桁や設計の判断まで踏み込みます。基本編が全員に向けた土台なら、実務編は「うちでも作りたい」と思った人のための編です。
一つの業務を社内システムにするとき、順に答えていく7つの問いです。
- そもそも自分たちで作るべきか(作る価値があるか)
- 業務は整っているか(何を作るのか)
- そのデータは何で、どれを正とするか(何を記録するのか)
- 誰に何を見せ、何をさせてよいか(誰に使わせるのか)
- どこで動き、誰のものか(何として存在させるのか)
- 壊れたら、間違えたら、変えるとき、どうするか(どう維持するのか)
- 特定のAI・サービス・本人がいなくても、直し続けられるか(会社の資産として残るのか)
7つの問いのあとに、一つの業務を選んで順に答えていくためのワークシートを用意する予定です。
出典: さとりのしょ — https://satorinosho.jp/practice/