コンテンツにスキップ

具体例や型を見せて頼む

ハウツー

AIに何かを作らせるとき、言葉で細かく説明しても思った通りにならない——そんなときは、欲しいものに近い「見本」を見せるのが近道です。「これと同じ感じで」と例をひとつ渡すだけで、長い指示を重ねるより正確に伝わります。AIは見本があると、それを手がかりに近いものを返しやすいからです。この記事では、その頼み方を手順にまとめます。

  • 特別なツールは要りません。ChatGPT などのチャットに、見本となる文章を渡せれば始められます(画像を貼れる環境なら、画像の見本でも構いません)。
  • 見本は完璧でなくて構いません。手書きのラフや、箇条書きの骨子でも役に立ちます。

1. 欲しいものに近い「見本(型)」を用意する

Section titled “1. 欲しいものに近い「見本(型)」を用意する”

作ってほしいものに近い例を、手元から探します。完成形でなくても、真似てほしい「型(形式)」が分かるものなら十分です。

  • 自社の過去資料(前回の提案書、いつもの報告書、よく送るメール)
  • 気に入った他社の例(読みやすいと思った文章、参考になる資料)
  • 手書きのラフや、箇条書きの骨子

ゼロから言葉で説明するより、「近いもの」を一つ見つける方が早いことが多いです。手元に見つからないときは、AIに「まず例を三つ出して」と作らせ、近いものを選べば、それが見本になります。

見本をチャットに貼り、「これと同じ形式で」「このトーンで」と添えて頼みます。

  • 「この提案書と同じ構成で、別の案件版を作って」
  • 「このメールのトーンに合わせて、返信の下書きを」
  • 「いつもの議事録の体裁で、今日の打ち合わせ分をまとめて」

3. ズレたら、真似てほしい点を具体的に指す

Section titled “3. ズレたら、真似てほしい点を具体的に指す”

出てきたものが見本と違うときは、「見本のどこを真似てほしいか」を具体的に伝えます。

  • 「構成はこの通りで、言葉づかいはもっと柔らかく」
  • 「長さはこの半分で」

見本の“どの部分”を参照してほしいかを伝えると、一気に近づきます。

  • 見本が盛りだくさんで、ねらいが伝わらない。 見本が複数の特徴(構成・トーン・長さ)を持つと、AIはどれを真似るか迷います。「今回はこの構成だけ真似て」と一点に絞ります。
  • 真似てほしくない部分まで似てしまう。 見本の中身(具体的な数字や固有名詞)まで引きずられることがあります。「形式だけ借りて、中身は今回の内容で」と線を引きます。