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用語集

本文に出てくる言葉のうち、「意味が分からないと話を追えない概念」を、ここに短くまとめます。製品名やサービス名は載せません。各記事の中で初めて出てきた言葉から、この用語集へリンクしていきます。

用語は記事の追加に合わせて、少しずつ整えていきます。

AIの基礎

AIエージェント
目標を渡すと、自分で段取りを立て、道具(Web検索やファイル操作など)を使って動き、結果を見ながら次の手を決めて、成果物まで仕上げるAI。「答えを返す」ところで止まる対話型AIに対し、自分で実行して最後までやり遂げる。
LLM(大規模言語モデル)
大量の文章を学習し、次に来る言葉を予測して文章を作る、大規模なモデル。Large Language Model の略。生成AIのうち「文章」を担当する中心技術で、ChatGPT などの対話型AIの土台になっている。
学習
AIがあらかじめ大量の文章を読み込み、「ある言葉の次にどんな言葉が来やすいか」という傾向を覚え込む段階。時間とコストをかけて一度だけ行う、いわば巨大な「型」を作る作業。
考えるモデル
答えを出す前に、段取りや検討の手順を踏んでから答えるAI。込み入った問題で力を発揮する。reasoning model、日本語では「推論モデル」とも呼ばれる(ただし本サイトの「推論」=次の言葉を選ぶ処理〔inference〕とは別の意味)。
コンテキスト
AIに指示を出すとき、指示そのものと一緒に渡す「背景情報」のこと。誰向け・何のため・どんな状況・前提など。これを渡すほど、AIは的を射た答えを返しやすくなる。
推論
AIが、入力された文章の流れから次に来る言葉を計算して、一語ずつ選んでいく処理。私たちがチャットに質問するたびに動いているのはこの段階で、日常語の「推理する・考えを巡らせる」とは意味が違う。
生成AI
大量の文章を学習し、「次に来る確率が高い言葉」を一語ずつ選んで、文章などを新しく作り出すAI。人間のように考えているのではなく、もっともらしい続きを計算している。
対話型AI
話しかけると、言葉で答えてくれるタイプのAI。ChatGPT のように文章でやり取りする、いま多くの人が使っている形を指す。
トークン
生成AIが文章を処理するときの最小単位。単語をさらに細かく区切ったまとまりで、生成AIはこのトークン単位で「次に来るもの」を予測する。
ハルシネーション
AIが事実でないことを、もっともらしく自信ありげに答えてしまう現象。確率で次の言葉を選ぶ仕組みから生まれ、完全にはなくせない。「AIの悪気のない嘘」とも言える。
マルチモーダル
文章だけでなく、画像・音声・動画など複数の種類(モード)の情報を扱えること。たとえば写真を見せて内容を説明させる、図を読み取らせる、といった使い方ができる。

使い方とデータ

オプトアウト
AIに入力した内容を、今後の学習(モデルの改良)に使わせないようにすること。設定でオフにできるサービスは少なくなく、法人向けプランでは初めから学習に使わないのが一般的。
プロンプト
AIに渡す入力文の全体のこと。やってほしいこと(指示)に、相手・目的などの背景や見本を添えたもの。同じ用件でも、組み立て方しだいで返ってくる答えが変わる。

ITの基礎

OCR
画像の中にある文字を読み取って、コンピュータで扱える文字データに変換する技術。スキャンした書類や、写真に写った文字をテキストにするときに使う。読み取りの精度は元の画質しだいで、不鮮明だったり手書きだったりすると誤りが混じることがある。
拡張子
ファイル名のうしろに付く .xlsx.csv などの部分。そのファイルが何の種類か(テキストかバイナリかなど)を示す名札で、パソコンはこれを見てどのソフトで開くかを決める。
コード
プログラムやWebページなどの中身が書かれた、指示書のテキスト。正式には「ソースコード」と呼ばれる。文字でできているため、生成AIが直接書ける。
CSV
表の各項目をカンマで区切り、1行を1件として並べたテキスト形式。メモ帳のようなソフトでも中身が読め、Excelでも開ける。AIにデータとして渡すときによく使われる。タブで区切る仲間に TSV(タブ区切り)がある。
テキスト
文字でできていて、人がそのまま読めるデータ。.txt.csv、プログラムのコードなどがこれにあたり、メモ帳のようなソフトで開いても中身が読める。
バイナリ
そのままでは文字として読めず、専用のソフトでないと中身が見られないデータ。Excel(.xlsx)や Word(.docx)、画像、PDF などがこれにあたる。
Markdown
#-| といった記号で、見出し・箇条書き・表などの文書構造を示す、テキストの書き方。専用ソフトは要らず、打った記号がそのまま意味を持つ。